『おおきく振りかぶって(10)(ひぐちアサ 講談社刊)』
2008年6月24日 ちょっと息抜き
内容
舞台は埼玉県立西浦高校の1年生ばかり10人の新設硬式野球部。監督は若い女性。主人公は卑屈さと頑固さを併せ持つ9分割の神業コントロールを持つ投手。
野球に限らずスポーツをテーマにした漫画によくある、根性とかカリスマとか関係ない。今までに無い野球漫画です。
作者は大学で心理学を専攻していたそうで、登場人物それぞれの細やかな心理描写が印象的です。
10巻は、9巻に引続き夏の予選会3回戦。対戦相手は崎玉高校。たった一人の3年生のために頑張っているチームです。
この崎玉の部員達もとてもいいキャラクターばかり。泣き虫の1年生捕手の5番打者。ツンデレ?な2年生投手。そして次々部員が辞めていったことで厳しく出来ないたった一人の3年生主将。
5巻から8巻までのシード校との戦いでも思ったことですが、勝ったチームばかりじゃなく、負けたチームにもドラマがある事を実感できます。
西浦の5番(今大会では4番)・花井と、4番(今大会では怪我の為1番)・田島。
体型から家族設定まで、徹底して対称的に設定された2人を、この3回戦では花井目線で描いています。
動機
話題になっていたのはだいぶ前から知っていたのですが、絵がどうも苦手で読まず嫌いだったこの漫画。
周囲に好きな人がいて、その人の影響を受け読んだのが昨年末。すっかりはまってしまいました。
気になった絵も、巻が進むにつれ、生意気な言い方ですが綺麗になっていって、全く気にならなくなりました。
9巻まで揃え、待ちに待った10巻です。
感想
この漫画にはまり、あり得ないほどはまり、ファンサイトを巡り、なんと同人誌まで購入する始末…!!
いわゆる、やおいだとかBLと呼ばれるジャンルです。…あ、ほのぼのした描写のものばかりですけれどね^^;
ちなみに、花井が登場人物の中でいちばん好きです。なので9巻と10巻は成長を信じられる流れが嬉しいです。
花井好きの同人サイトさんの中には、花井が“ぐるぐる”しているせいなのか、この10巻を「辛くて読めない」と言ったコメントがありました。
この漫画、月刊誌に連載中ですが、今現在連載中の内容を知っている者(=私)と、先を知らずコミックスの内容をリアルタイムで読んでいた人(=コメントしていた同人サイトの管理人さん)とでは、やはり抱く感情が違いますね。
それにしても…コミックス出版が遅すぎる!!
memo
「あいつらとオレで何がちがうんだ 実力とか才能とか境遇とか ンなこと言い出したらなんもできない 口実さがしてんじゃねェんだよ!」
花井がいちばん“ぐるぐる”していた時の言葉。言い訳とか理屈とか、そんなものが要らない生き方は辛いけれど、潔いものです。
舞台は埼玉県立西浦高校の1年生ばかり10人の新設硬式野球部。監督は若い女性。主人公は卑屈さと頑固さを併せ持つ9分割の神業コントロールを持つ投手。
野球に限らずスポーツをテーマにした漫画によくある、根性とかカリスマとか関係ない。今までに無い野球漫画です。
作者は大学で心理学を専攻していたそうで、登場人物それぞれの細やかな心理描写が印象的です。
10巻は、9巻に引続き夏の予選会3回戦。対戦相手は崎玉高校。たった一人の3年生のために頑張っているチームです。
この崎玉の部員達もとてもいいキャラクターばかり。泣き虫の1年生捕手の5番打者。ツンデレ?な2年生投手。そして次々部員が辞めていったことで厳しく出来ないたった一人の3年生主将。
5巻から8巻までのシード校との戦いでも思ったことですが、勝ったチームばかりじゃなく、負けたチームにもドラマがある事を実感できます。
西浦の5番(今大会では4番)・花井と、4番(今大会では怪我の為1番)・田島。
体型から家族設定まで、徹底して対称的に設定された2人を、この3回戦では花井目線で描いています。
動機
話題になっていたのはだいぶ前から知っていたのですが、絵がどうも苦手で読まず嫌いだったこの漫画。
周囲に好きな人がいて、その人の影響を受け読んだのが昨年末。すっかりはまってしまいました。
気になった絵も、巻が進むにつれ、生意気な言い方ですが綺麗になっていって、全く気にならなくなりました。
9巻まで揃え、待ちに待った10巻です。
感想
この漫画にはまり、あり得ないほどはまり、ファンサイトを巡り、なんと同人誌まで購入する始末…!!
いわゆる、やおいだとかBLと呼ばれるジャンルです。…あ、ほのぼのした描写のものばかりですけれどね^^;
ちなみに、花井が登場人物の中でいちばん好きです。なので9巻と10巻は成長を信じられる流れが嬉しいです。
花井好きの同人サイトさんの中には、花井が“ぐるぐる”しているせいなのか、この10巻を「辛くて読めない」と言ったコメントがありました。
この漫画、月刊誌に連載中ですが、今現在連載中の内容を知っている者(=私)と、先を知らずコミックスの内容をリアルタイムで読んでいた人(=コメントしていた同人サイトの管理人さん)とでは、やはり抱く感情が違いますね。
それにしても…コミックス出版が遅すぎる!!
memo
「あいつらとオレで何がちがうんだ 実力とか才能とか境遇とか ンなこと言い出したらなんもできない 口実さがしてんじゃねェんだよ!」
花井がいちばん“ぐるぐる”していた時の言葉。言い訳とか理屈とか、そんなものが要らない生き方は辛いけれど、潔いものです。
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