『流星の絆(東野圭吾 講談社刊)』
2009年1月2日 こころ豊かに
内容
ある夜、流星群を見ようと家を抜け出した、功一、泰輔、静奈の3兄妹。
自宅に戻ってきたところ、丁度3人の家から出てくる見知らぬ男を見かける。
不審に思いながらも家に入ってみると、両親は殺害されていた。
あの男が犯人に違いない。
しかし、その男の情報を得ることがないまま14年が過ぎ、3人は共同して詐欺をして生活するようになっていた。
“獲物”として狙いを定めた男。その男の父親は、両親が殺害された日に見た“あの男”だった。
動機
東野作品は好きでよく読みます。
ただ、面白い作品ばかりなのですが、当たりはずれが大きいという印象があり、購入せずに図書館から借りました。
感想
ドラマ化もされたベストセラー小説ですが、ドラマは一切見ていません。
主演(功一役)が嵐の二宮君って言うのが、年齢や詐欺グループのリーダー格で「(功一の)下した判断はいつも正しかった」と言わせる程なのに、知性を感じないキャラクター的に疑問なんです。
この作品も面白かったのですが、東野さんの作品って時々、「こんなやり方でうまくいくなんて都合よすぎる」って思わせることが多々あります。この作品もそうでした。
確かに詐欺って、現実でも「どうして騙されてしまったんだろう?」って言うようなことがありますから、有り得ない訳じゃないんでしょうけれど、そうなるとリーダー格で作戦参謀の功一の性格と合わないと思ってしまい、違和感が残りました。
更には、静奈が騙そうとする戸神に惹かれるのも説得力が薄くて。
これって何を読む小説なのかな?
最初は詐欺をしながら自分の肉親だけを信じてきた3兄妹たちが、詐欺をしながら両親殺害の犯人を突き止める、その過程を読ませる小説だと思っていたのですが、上記のようにどうも納得できなくて。
最後、真犯人と、3兄妹と戸神との新しい関係には、東野圭吾らしいとは思いました。
ある夜、流星群を見ようと家を抜け出した、功一、泰輔、静奈の3兄妹。
自宅に戻ってきたところ、丁度3人の家から出てくる見知らぬ男を見かける。
不審に思いながらも家に入ってみると、両親は殺害されていた。
あの男が犯人に違いない。
しかし、その男の情報を得ることがないまま14年が過ぎ、3人は共同して詐欺をして生活するようになっていた。
“獲物”として狙いを定めた男。その男の父親は、両親が殺害された日に見た“あの男”だった。
動機
東野作品は好きでよく読みます。
ただ、面白い作品ばかりなのですが、当たりはずれが大きいという印象があり、購入せずに図書館から借りました。
感想
ドラマ化もされたベストセラー小説ですが、ドラマは一切見ていません。
主演(功一役)が嵐の二宮君って言うのが、年齢や詐欺グループのリーダー格で「(功一の)下した判断はいつも正しかった」と言わせる程なのに、
この作品も面白かったのですが、東野さんの作品って時々、「こんなやり方でうまくいくなんて都合よすぎる」って思わせることが多々あります。この作品もそうでした。
確かに詐欺って、現実でも「どうして騙されてしまったんだろう?」って言うようなことがありますから、有り得ない訳じゃないんでしょうけれど、そうなるとリーダー格で作戦参謀の功一の性格と合わないと思ってしまい、違和感が残りました。
更には、静奈が騙そうとする戸神に惹かれるのも説得力が薄くて。
これって何を読む小説なのかな?
最初は詐欺をしながら自分の肉親だけを信じてきた3兄妹たちが、詐欺をしながら両親殺害の犯人を突き止める、その過程を読ませる小説だと思っていたのですが、上記のようにどうも納得できなくて。
最後、真犯人と、3兄妹と戸神との新しい関係には、東野圭吾らしいとは思いました。
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