おおきく振りかぶって (12)(ひぐちアサ 講談社アフタヌーンKC刊)
2009年7月30日 ちょっと息抜き
内容
新設・1年ばかり10人の県立高校野球部が、5回戦進出。
対戦相手は20才の学生監督・滝井率いる美丞大狭山高校。
だが研究され尽くした西浦は、美丞にいきなり3点を先取されてしまう。
自分のリードが通じず焦るキャッチャー・阿部。
その阿部のリード通りに投げるエース・三橋。
今までと違う。だが、何が?
四番・田島と西浦の女性監督・百枝が美丞の策に気づく。
そして阿部も百枝も気づかなかった阿部のリードの特徴に、三橋が気づく。
さあ、反撃できるのか?
動機
1年半前に突然ハマり、それから一気に揃えました。
同時に本誌も読み始めたのですが、コミックスとの間のつながりが分からず、ファンサイトの感想を参考にしていました。
何と本誌掲載から2年遅れ。私が本誌を読み始めた時にもまだ追いついていませんが、あともう少し!
色々な事情があるのでしょうが、しかし、コミック発売が遅すぎる~!
感想
丁寧な分、展開が遅いせいか、この漫画のファンサイトさんも閉鎖したり、更新が途切れるまたは更新が極めて遅くなりつつあります。
そういう私もテンションが下がってきていました。一時は同人誌まで購入していたのに!
でも、この巻を読んで“おおふり”熱が甦ってきました。
三橋・阿部以外の主要人物の内面描写が多く、試合も動き出してこの後の展開が(本誌を読んで分かってはいるのですが)楽しみになってきたからだと思います。
呂佳は何を考えているのか? 河合の気持ちに変化はあるのか?
西浦の反撃はあるのか? 西浦バッテリーの関係に変化はあるのか?
田島と花井のライバル関係はどうなるのか? 勝敗の行方は?
野球部員ってこんなに良い子ばっかりじゃないとは思うけれど、熱血だけじゃない、理想だけじゃない、ヒーローだけじゃない。
そんな等身大の野球を感じさせてくれる作品です。
memo
河合は西浦に負けた強豪チームの主将です。
高校3年とは思えない落ち着きと思慮分別と、やはり高校生らしい感情の起伏を抱え、負けた悔しさと西浦への複雑な思いが原因で野球に向き合えなくなっていますが、それでも乗り越えようとしています。
それまではちょっと理想的過ぎるかな、と思わない訳ではなかったけれど、今回は弱さや純粋な正義感も見せてくれました。大好きな登場人物の一人です。
新設・1年ばかり10人の県立高校野球部が、5回戦進出。
対戦相手は20才の学生監督・滝井率いる美丞大狭山高校。
だが研究され尽くした西浦は、美丞にいきなり3点を先取されてしまう。
自分のリードが通じず焦るキャッチャー・阿部。
その阿部のリード通りに投げるエース・三橋。
今までと違う。だが、何が?
四番・田島と西浦の女性監督・百枝が美丞の策に気づく。
そして阿部も百枝も気づかなかった阿部のリードの特徴に、三橋が気づく。
さあ、反撃できるのか?
動機
1年半前に突然ハマり、それから一気に揃えました。
同時に本誌も読み始めたのですが、コミックスとの間のつながりが分からず、ファンサイトの感想を参考にしていました。
何と本誌掲載から2年遅れ。私が本誌を読み始めた時にもまだ追いついていませんが、あともう少し!
色々な事情があるのでしょうが、しかし、コミック発売が遅すぎる~!
感想
丁寧な分、展開が遅いせいか、この漫画のファンサイトさんも閉鎖したり、更新が途切れるまたは更新が極めて遅くなりつつあります。
そういう私もテンションが下がってきていました。一時は同人誌まで購入していたのに!
でも、この巻を読んで“おおふり”熱が甦ってきました。
三橋・阿部以外の主要人物の内面描写が多く、試合も動き出してこの後の展開が(本誌を読んで分かってはいるのですが)楽しみになってきたからだと思います。
呂佳は何を考えているのか? 河合の気持ちに変化はあるのか?
西浦の反撃はあるのか? 西浦バッテリーの関係に変化はあるのか?
田島と花井のライバル関係はどうなるのか? 勝敗の行方は?
野球部員ってこんなに良い子ばっかりじゃないとは思うけれど、熱血だけじゃない、理想だけじゃない、ヒーローだけじゃない。
そんな等身大の野球を感じさせてくれる作品です。
memo
「……ひ 悲観的なことばっか
考えててもしょーがない ぞ!
点は……次に取ってくれる
オレはココを抑えなきゃ」
(美丞戦で1回表3点を取られ、その裏、西浦の攻撃は0点。動揺する阿部を見て不安に思う三橋を主将・花井が元気付ける。その際に三橋が思ったこと)
「そんなふうにわざとらしくケムたがられちゃ
よけー どっか行けないスねェ」
(スタンドからサインを送っているのではないかと疑った河合にイラつく、美丞コーチ・呂佳への河合の言葉)
河合は西浦に負けた強豪チームの主将です。
高校3年とは思えない落ち着きと思慮分別と、やはり高校生らしい感情の起伏を抱え、負けた悔しさと西浦への複雑な思いが原因で野球に向き合えなくなっていますが、それでも乗り越えようとしています。
それまではちょっと理想的過ぎるかな、と思わない訳ではなかったけれど、今回は弱さや純粋な正義感も見せてくれました。大好きな登場人物の一人です。
「また1点 返したぞ
オレ は 打てなくても 他の人が 点 入れる
これが…… チームなんだ!」
(三橋はバント失敗でその回を終えるが、花井以下の選手が打って1点を入れる。マウンドに上がった三橋が思ったこと)
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